~常連さんからの仕入れ話~

居酒屋店主新鮮話

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私が居酒屋の店主として立ち続ける理由

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この居酒屋を始めて早いもので3年が経つ。始めたころは毎日不安で仕方なくて眠れない夜もあった。

私が居酒屋を始めるきっかけとなったのは、父が倒れたことだった。それまで両親は小料理屋をやっており、地元の人たちにとって憩いの場になっていた。

 

そんな場所で私も育ったもんだから、自然と店に立つことが多かった。近所のおっちゃんやおばちゃんの相手をしていたせいもあり、同世代の人間やそんじょそこらのチンピラには口では負けないくらいになっていた。

 

こんな感じに私をたくましく育ててくれた父は、この地域の父と言っても過言ではないほどみんなに愛されていた。そんな父と二人三脚で支える母もまた、みんなに愛される人だった。

 

そんな父が3年前に倒れ、母は父の看病に専念するため、店を閉じることになってしまった。

私も父が倒れた時に 病院へ駆けつけた。

 

幸い大事には至らなかったが、店を続けるのは難しいと言われた時の父はどこか寂しい顔をしていた。

 

その顔は、父の見舞いに来ていた常連のおっちゃんやおばちゃんも同じだった。そんな顔を見ていると、私も寂しさがこみあげてきた。

 

気付いたら母に店を継ぎたいと言っていた。父には反対されたが、母と常連さんたちの後押しもあって店を継ぐことになった。

 

私はそれまで働いていた仕事を辞め、地元へ帰ってきた。帰ってくると普通は懐かしんだり落ち着いたりするものかもしれないが、私はずっとソワソワした感覚が残っていた。

 

そこからは母の愛ある厳しい指導を受け、何とか店に立ち続けることが出来ている。当時こそ憎い気持ちがなかったと言えば嘘になるが、今では感謝の気持ち一筋だ。

 

私が店に立とうと決めたもう一つの理由は、常連さんたちの話が面白いこと。いろんな人が常連さんになってくれているので、どこからともなく新鮮な情報が入ってくる。

 

その情報の新鮮さは店の食材を超えるんじゃないかと思えるものがあるくらいだ。

都会で生活することだけが世の中の最先端じゃない、そんな風に思わせてくれるこの店が私は好きだ。

 

店にも慣れてきたので、そうした面白い話をブログに書いていこうかなと思う。これからどんな新鮮な話を仕入れることが出来るのだろう。日々ワクワクである。

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